ホテルや旅館がマイクロツーリズムを成功させる方法

ホテルや旅館がマイクロツーリズムを成功させる方法

新型コロナウイルスの影響が長引き、2022年の1月から再び蔓延防止法が適用され、適用は拡大されています。

ようやく自粛ムードから人の動きが出始め、コロナウイルスの影響から脱していけるのではないか?と思っていた矢先の出来事なので、落胆している企業も多いと思います。

新型コロナウイルスは今後もリスクを考慮しながら企業は成長を考えて行かなければいけません。

特に観光などをベースとするホテルや旅館の打撃は飲食店と同じように大きく、回復傾向にあった中再び減少になってしまっています。

コロナ禍でも売上が伸びた注目される方法が、「マイクロツーリズム」なのですが、様々ホテル、旅館が県民割などで地元に人に使ってもらおうと仕掛けていましたが、オミクロン株の猛威では減少傾向にあるようです。

マイクロツーリズムは近い人を呼び込むことなのですが、県民割などで呼び込むのでは継続性はありません。

成功させるためには付加価値の提供が重要になってきます。

安さだけのアピールではライバルも同じようにやるためなかなか勝ち抜くことは難しいでしょう。

では、マイクロツーリズムを成功させるためにはどのようにすればいいのでしょうか?

私たちは、長年地域密着した満室経営のサポートができる物件の開発やグループホームなどを手掛けてきました。

なので、近くの人に価値を感じていただいてきました。近くの人たちを呼ぶための方法は心得ているつもりです。

この考え方はマイクロツーリズムの考え方に近いのではないか?と感じています。

そこで、私たちが提案するマイクロツーリズムを成功させる考え方をお伝えしたいと思います。

マイクロツーリズムの導入も失敗する理由

マイクロツーリズムは星のリゾートの社長がコロナ禍において提唱し、実際に行っていた新しい宿泊の形なのですが、他の会社が行っても早々にうまくいったという話は出てきていません。

なぜ導入しても思ったほどの効果が得られないのでしょうか?

その理由は、割引きありきの集客になっているからではないか?と思います。

本来のマイクロツーリズムは、地元の人に自分たちの街、観光資源、宿泊施設の良さをもっと知ってもらうことが最大の目的だと思います。

しかし、その良さが全く伝わらずにただ割引のアピールや、食事の美味しさなどのアピールに終始してしまったからではないでしょうか?

食事は実際に食べないと美味しさはわかりませんし、割引だけでは、安くないときません。

つまり、ホテルや旅館の最大の良さがお客様に伝わってないのです。

これでは値段だけで判断されてしまいますよね。

ライバルもこぞって割引を打ち出してしまうので、良さが見えないという悪循環になってしまったと思います。

では、どのようにすればマイクロツーリズムは成功することができるのでしょうか?

マイクロツーリズムを成功させる為に必要なこと

マイクロツーリズムを成功させる為には、お客様視点が必要です。その視点からターゲット層を明確にすることです。

どんな人に、どんなおもてなしを提供するのか?ターゲット層の確認

インバンドが終わってしまった今、お客様の層がガラっと変わりました。

そして、近くの人をとっていかなければいけないので、ターゲット層が今までと大きく異なってしまいます。

そのターゲットをただ近い人ではなく、自社のカラーに合わせたお客様の獲得を考えなければいけません。

ターゲットを決める為には、お客様のライフスタイルから考えることです。

その時の質問は2つです。

・お客様はどんな時にあなたのホテル、旅館を利用したいと思うか?

・お客様はどんな場面(シチュエーション)であなたのホテル、旅館を利用したいと思うか?

そして、そのお客様のライフスタイルはどんなライフスタイルでしょうか?

この3つの質問からターゲット層を決定していきます。

例えば、「安心してママが子育ての疲れをゆっくり癒すことができる旅館」

というコンセプトを作ったとしたら、ターゲットは、子供が小さい家族で、毎日子育てのストレスを抱えているママです。そう定義付けをしたら、子育てママが、子育てに関わるストレスから解放できるような施設を提供できるかどうか考えることです。

例えば、トレーラーハウスを活用して、子供が遊べる貸切ボールプールを作ってみたり、大画面でアニメや映画の上映などができるものを作ったりして、パパがそこでお守りをしてもらうために、パパのスマホは預かって子供と触れ合ってもらい、ママはゆっくり温泉やエステ、マッサージなどをしてもらうというプランなども作れます。

この場合は、普段忙しくて子供と思う存分触れ合えないパパは子供と遊ぶことができ、普段ゆくっりできないママは誰にも干渉されることなくゆっくりできます。

旦那さんから奥様への誕生日や結婚記念日としてのプレゼントにもなるでしょう。

ターゲット層を明確にするとお客様へ提供できる価値を作ることができます。

この価値がお客様が感じる良さとなります。

このようにターゲットを明確にしていくと、付加価値の提案を作っていくことができます。

このコンセプトを作ることこそがマイクロツーリズムに必要ではないか?と思います。

トレーラーハウスを活用することで、付加価値の演出はしやすくなります。

先程の例にも出しましたが、トレーラーハウスは、密も避けることができるプライベート空間を演出できます。

プライベートサウナでもいいでしょうし、プライベートの子供と遊べる施設なども作ることが可能です。

そして、設備投資としては高額にはなりません。

新しくコンセプトを設計しターゲットにあった施設の改修などを考えたら予算は膨大、時間もかかります。しかし、トレーラーハウスであればすぐに付加価値の提案が可能になるのです。

まずは、どんなお客様にどんなおもてなしを提案したいのか?そこから考えていくことで厳しい今を生き抜くことができるのではないかと思います。

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